[8285] 三谷産業 の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、化学品関連、樹脂・エレクトロニクス関連、情報システム関連、空調設備工事関連、住宅設備機器関連、エネルギー関連の事業を展開しており、これにコンピュータ・事務機器等に使用する消耗品の販売を加えた7つの事業を行っています。

事業セグメント

  • 化学品関連事業: 化学品の販売(塩酸、硫酸、苛性ソーダ、その他無機・有機化学品)、機能性材料の受託製造・販売、医薬中間体・医薬品原薬の製造・販売、健康食品の販売、化学品・環境に関わるコンサルティング・コーディネーション、樹脂材料の販売。
  • 樹脂・エレクトロニクス関連事業: 金型の設計・製造・販売、樹脂成形品の製造・販売、電子部品の製造・販売(セラミック基板、半導体製品等)。
  • 情報システム関連事業: システムインテグレーションサービス、パッケージソフトウエアの開発・販売、ネットワーク・セキュリティ等の情報インフラの構築、ハードウエアの保守、システムの保守・運用サポートサービス、アウトソーシングサービス。
  • 空調設備工事関連事業: 空調設備・給排水衛生設備・クリーンルーム・消防設備の設計・施工、電気工事・内装工事の設計・施工、リニューアル物件の設計・施工。
  • 住宅設備機器関連事業: 住宅機器の販売・設計・施工、空調機器の販売・設計・施工、システム収納・システムキッチン・洗面化粧台等の開発・製造・販売・設計・施工、家具の開発・製造・販売、浴室空間の企画・設計・開発・製造・販売。
  • エネルギー関連事業: 石油製品(A重油、C重油、灯油、軽油、ガソリン、再生油等)の販売、LPガス・家庭用燃料電池・太陽光発電システムの販売。
  • その他: コンピュータ・事務機器等に使用する消耗品の販売、移動体通信機器の販売、名刺・カード印刷、旅行代理店、オフィスビル等の保全管理、人材派遣、ベトナムグループ会社の業務管理・人事労務管理。

セグメント別の業績は?

セグメント別利益の推移グラフ

事業の特徴・強み

  • 多様な事業分野にわたる製品とサービスの提供により、幅広い市場ニーズに対応できること。

今後の展開・方針

今後も各事業分野において、製品とサービスの品質向上と新たな市場開拓を進めることで、持続的な成長を目指します。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当企業集団は、新規ビジネスの開拓、生産・販売体制の拡充、業務全般に亘る合理化を目的として、継続的に設備投資を行ってきました。特にベトナム子会社での生産設備の増強や工場の新設、社内システムの構築、IDCの設備更新などを通じて、効率化と生産能力の向上を図っています。近年では、リサイクル炭素繊維開発拠点の新設や医薬品原薬保管倉庫の新設など、新規事業への投資も積極的に行っています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-03-31 (15億20百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: ベトナム子会社Aureole unit-Devices Manufacturing Service Inc.での新工場の建設、ベトナム子会社Aureole Business Components & Devices Inc.でのハイズン工場の増築および生産設備の増強、子会社アクティブファーマ㈱および相模化成工業㈱でのジェネリック医薬品原薬製造工場の生産設備の増強、ベトナム子会社Aureole Fine Chemical Products Inc.での植物由来の機能性素材製造用第二工場の建設、子会社アクティブファーマ㈱でのジェネリック医薬品原薬製造用新工場の建設
  • 2016-03-31 (7億90百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 子会社アクティブファーマ㈱富山八尾工場での溶媒・廃液タンク設置工事、相模化成工業㈱町田工場での検査・分析機器等への投資、金沢本社およびIDC(インターネットデータセンター)における設備更新、ベトナム子会社Aureole unit-Devices Manufacturing Service Inc.社での生産設備の増強
  • 2017-03-31 (11億5百万円)
    目的: 合理化
    詳細: 子会社アクティブファーマ㈱富山八尾工場での溶媒・廃液タンク設置工事、相模化成工業㈱町田工場での検査・分析機器等への投資、IDC(インターネットデータセンター)における設備更新、樹脂・エレクトロニクス関連事業におけるベトナム子会社での工場増築および生産設備の増強、社内システム構築のための投資
  • 2018-03-31 (40億46百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 樹脂・エレクトロニクス関連事業におけるベトナム子会社での工場増築および生産設備等への投資、広島事業所の新築移転への投資、社内システム構築への投資、IDC(インターネットデータセンター)における設備更新
  • 2019-03-31 (2,928百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 樹脂・エレクトロニクス関連事業におけるベトナム子会社での工場増築および生産設備等への投資、化学品関連事業における富山八尾工場での研究・品質管理棟および少量合成棟新設等への投資、社内システム構築への投資、IDC(インターネットデータセンター)における設備更新
  • 2020-03-31 (1,803百万円)
    目的: 合理化
    詳細: 化学品関連事業における富山八尾工場での研究・品質管理棟および少量合成棟新設等への投資、樹脂・エレクトロニクス関連事業におけるベトナム子会社での工場増築および生産設備等への投資、社内システム構築への投資、IDC(インターネットデータセンター)における設備更新
  • 2021-03-31 (3,367百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 化学品関連事業における富山八尾工場での開発センターおよび少量合成棟新設等への投資、石川県金沢市での「製造・物流センター」新設等への投資、樹脂・エレクトロニクス関連事業におけるベトナム子会社での工場増築および生産設備等への投資、IDC(インターネットデータセンター)における設備更新、社内システム構築への投資
  • 2022-03-31 (1,685百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 富山事務所新築への投資、社内システム構築への投資、樹脂・エレクトロニクス関連事業におけるベトナム子会社での生産設備導入等への投資、IDC(インターネットデータセンター)における設備更新
  • 2023-03-31 (1,415百万円)
    目的: 効率化
    詳細: 社内システム構築への投資、樹脂・エレクトロニクス関連事業におけるベトナム子会社での生産設備導入等への投資、ショールームへの投資、富山事務所新築への投資、倉庫新築への投資
  • 2024-03-31 (1,455百万円)
    目的: 生産能力増強
    詳細: 石川県金沢市での「製造・物流センター」新棟増築への投資、IDC(インターネットデータセンター)における設備更新、社内システム構築への投資、樹脂・エレクトロニクス関連事業におけるベトナム子会社での生産設備導入等への投資、富山八尾工場での研究設備への投資
  • 2025-03-31 (2,048百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 青森県でのリサイクル炭素繊維開発拠点新設への投資、社内システム構築への投資、東京都町田市での医薬品原薬保管倉庫等新設への投資

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ