[8289] Olympicグループ の財務・株価分析レポート

過去の業績推移は?

以下は過去の営業利益・純利益と営業利益率の推移を示すグラフです

営業利益・純利益と営業利益率の推移グラフ

株価はどうなっている?

以下は過去の株価とPERの推移を示すグラフです。一般にPERはその企業の利益に対して、株価が割高なのか、それとも割安なのかを判断するための目安になります。

PER推移グラフ

事業内容は?

当社グループは、小売業及び小売周辺事業を展開しており、㈱Olympicグループを中心に構成されています。小売事業の割合が高く、他の事業は重要性が乏しいと考えられています。

事業セグメント

  • 小売業及び小売周辺事業: 食品・生活用品、スポーツ・レジャー用品等の販売を行う。
  • 食品の販売: ㈱OSCエフワン、㈱OSCあまいけが食品の販売を行う。
  • 惣菜等の製造・卸売: ㈱オー・エス・シー・フーズが惣菜等の製造・卸売を行う。
  • パンの製造・卸売: ㈱OSCベーカリーがパンの製造・卸売を行う。
  • 精肉の加工・卸売: ㈱OSCミートが精肉の加工・卸売を行う。
  • 水産品の加工・卸売: ㈱OSCフィッシュが水産品の加工・卸売を行う。
  • 酒類の販売: ㈱Olympicセラーが酒類の販売を行う。
  • 食品の商品企画・調達: ㈱OSCトレーディングが食品の商品企画・調達を行う。
  • フードコートの運営: ㈱OSCファストフードサービスがフードコートの運営を行う。
  • コーヒーショップの運営、コーヒー製品の製造・卸売: ㈱グレインコーヒーロースターがコーヒーショップの運営、コーヒー製品の製造・卸売を行う。
  • 惣菜等の製造・小売: ㈱グゥーが惣菜等の製造・小売を行う。
  • 自転車及び関連用品の販売: ㈱サイクルオリンピックが自転車及び関連用品の販売を行う。
  • 自転車及び関連用品の企画、開発等: ㈱OSCサイクルが自転車及び関連用品の企画、開発等を行う。
  • ペット及び関連用品の販売、トリミング、ペットホテル: ㈱ユアペティアがペット及び関連用品の販売、トリミング、ペットホテルを行う。
  • トリミングサロン、ペットホテルの運営: ㈱ユアペティア・サロンがトリミングサロン、ペットホテルの運営を行う。
  • 動物病院の運営: ㈱動物総合医療センターが動物病院の運営を行う。
  • DIY・ガーデニング用品の販売: ㈱おうちDEPOがDIY・ガーデニング用品の販売を行う。
  • 建築・設備工事、住宅設備機器の販売・施工: ㈱OSCホームファシリティが建築・設備工事、住宅設備機器の販売・施工を行う。
  • ゴルフ用品専門店: ㈱OSCゴルフワールドがゴルフ用品専門店を運営する。
  • 自動車用品の販売、自動車の修理: ㈱エムケイカーズが自動車用品の販売、自動車の修理を行う。
  • 店舗開発: ㈱フォルムが店舗開発を行う。
  • 清掃業: ㈱OSCクリンネスが清掃業を行う。
  • 物流センターの管理運営: ㈱キララが物流センターの管理運営を行う。
  • システムの提案、開発、導入後の運用・サポート: ㈱スコアがシステムの提案、開発、導入後の運用・サポートを行う。
  • 保険代理業: ㈱アバンセが保険代理業を行う。
  • 海外製品の輸入、卸売: ㈱OSCライフプロダクツが海外製品の輸入、卸売を行う。

事業の特徴・強み

  • 小売事業における高い割合と幅広い商品ラインナップ。

今後の展開・方針

2023年11月に㈱あまいけを連結子会社化し、商号を㈱OSCあまいけに変更。2024年2月に㈱OSCホームファシリティが増資を行い、資本金を増加。

キャッシュフロー推移

以下は過去のキャッシュフローの推移を示すグラフです。

キャッシュフロー推移グラフ

どんなことに設備投資している?

当社グループは一層の収益力向上を目指し、新規出店や業態変更、既存店の活性化を目的とした改装を継続的に実施しています。主に新規事業の展開を中心に、食品工場の設立や動物総合医療センターの新設など多岐にわたる設備投資を行い、これらの投資は自己資金や銀行からの借入れで賄われています。

※過去の投資内容は下記のとおりです。

  • 2015-02-28 (29億28百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: Olympic馬橋店、平塚動物総合医療センターのオープン、Olympic東戸塚店、Olympic港北ニュータウン店、Olympic平塚店の改装
  • 2016-02-29 (14億8百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: Olympic関町店の駐車場土地の取得、新規出店や既存店の改装
  • 2017-02-28 (25億28百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: Olympic朝霞台店の駐車場土地の取得、既存店の改装
  • 2018-02-28 (31億56百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 東京都昭島市に食品工場を設立、東京都練馬区の土地の取得、既存店の改装
  • 2019-02-28 (18億86百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: 志村坂下動物総合医療センターの新設、志村坂下店及び国立店の改装
  • 2020-02-29 (1,471百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: おうちDEPO川崎鹿島田店の新設及び既存店の改装
  • 2021-02-28 (1,197百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: Olympic新宿百人町店の新設及び既存店の改装
  • 2022-02-28 (1,880百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: Olympicおりーぶユーカリが丘店の新設、動物総合医療センター高井戸の新設、Olympic六本木店の新設及び既存店の改装
  • 2023-02-28 (2,976百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: Olympic千葉東店の拡充・改装、Olympic環八蒲田店の新設、動物総合医療センター千葉の新設及び既存店の改装
  • 2024-02-29 (2,453百万円)
    目的: 新規事業
    詳細: Olympic千葉東店の拡充・改装、Olympic戸田店の新設、Olympic西亀有店の新設及び既存店の改装

負債・純資産と自己資本比率の推移

以下は過去の負債・純資産と自己資本比率の推移を示すグラフです。自己資本比率とは、企業の総資産のうち、返済する必要のない「自己資本」がどのくらいの割合を占めているかを示す財務指標です。
簡単に言うと、その企業がどれだけ借金に頼らずに経営しているか、つまり財務の安全性がどれくらい高いかを表す指標となります。

負債・純資産と自己資本比率の推移グラフ

貸借対照表の比較図

以下は過去の貸借対照表の過去と現在を比較する図です。貸借対照表の比較図は、企業の財務状況の変化を時系列で把握するのに役立ちます。資産・負債・純資産の各項目が増減しているかを見ることで、会社の体力(安全性)が強まっているか、借金が増えてリスクが高まっているか、あるいは投資活動が活発かなどを一目で判断できます。これにより、単年度では見えない経営の傾向や潜在的な問題を読み解くことができます。

貸借対照表の比較図

純利益・配当推移

以下は過去の利益・配当の推移を示すグラフです。純利益・配当の推移グラフは、企業がどれだけ稼ぎ、その利益を株主にどれだけ還元しているかを示します。純利益の伸びと配当の増減を比較することで、企業の成長性、株主還元への姿勢、そして将来の投資に資金を回しているかなど、経営戦略を読み解くヒントが得られます。これにより、その企業が健全な成長をしているか、あるいは無理な配当をしていないかなどを判断できます。

利益・配当推移グラフ

純利益と配当性向の散布図

以下は過去の純利益と配当性向の散布図です。純利益と配当性向の散布図は、企業の稼ぐ力(純利益)と、その利益をどの程度株主に還元しているか(配当性向)の関係性を視覚的に示します。プロットされた各点が右上に位置するほど、純利益も配当性向も高いことを意味し、企業が成長しながら株主還元も積極的であることを示唆します。これにより、企業の利益創出力と株主還元のバランスを把握できます。

純利益と配当性向の散布図

棚卸資産と在庫回転率の推移

以下は過去の棚卸資産と在庫回転率の推移を示すグラフです。棚卸資産とは、企業が在庫として持っている商品や原材料などの資産のことです。在庫回転率とは、一定期間における棚卸資産の回転数を示す指標で、在庫の効率性を測るための指標です。在庫回転率が高いほど、在庫が効率的に回転していることを示し、在庫の滞留が少ないことを意味します。

棚卸資産と在庫回転率の推移グラフ